05445-190317 GRIIIのrawファイルをMacに読み込む手順
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raw+jpeg設定です。撮影時にカメラのセンサーが取得した生の画像ファイル(raw)と、それをカメラ内で圧縮した画像ファイル(jpeg)と、両方保存しています。
GR IIIのjpegは十二分に綺麗ですが、rawファイルには撮影時にカメラが取得したデータが豊富に記録されているため、rawファイルをMac/iPhone/iPadに読み込んだほうがさらに美しい。特に階調が豊かです。
ただしrawファイルはファイルサイズが大きい。写真の内容によりますが、目安としてはだいたいjpegファイルが1枚10MB(メガバイト)、rawファイルが1枚30MB程度。
Mac/iPhone/iPadの「写真」アプリに取り込んだ写真はすべて自動的にiCloud(Appleが提供するクラウドサービス)に保存されます。以前はrawファイルをそのまま「写真」アプリに取り込んでいたのですが、それを続けているとiCloudの上限2TB(テラバイト)に達してしまう。空き容量が逼迫している状況なので、できればファイルひとつひとつのサイズは小さく抑えたい。
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そこで考えたのが下記の手順。
1. optionキーを押しながら「写真」アプリを起動。
写真ライブラリを選択する指示が出るので、初めての場合はGR IIIのrawファイル用に新規作成。
2. GR III rawファイル用写真ライブラリにGR IIIのSDカードからrawファイルを読み込み。
その際、FinderでSDカードを開いて、rawファイルのみ選択して、Dock内の「写真」アプリのアイコンにDrag & Drop。
3. そのファイルをすべて選択して、command+shift+eを押し、下記の設定で書き出し。
写真の種類:JPEG
JPEGの品質:最高
カラープロファイル:Display P3
サイズ:フルサイズ
4. 「写真」アプリを一旦終了し、optionを押しながら起動して、今度はメインの写真ライブラリ(iCloudに繋がっている方)を選択して起動。
5. 3.で書き出したjpegファイルをDrag & Dropで「写真」アプリに読み込み。
こうすることによってiCloudの容量消費を抑えつつ、画質は最高。
rawファイルはカメラが補正やエフェクトをかけていない画像なので、GR IIIの場合、レンズ周辺部が若干暗く落ち込みます。この雰囲気が好き!! 写真らしくていい!! それが冒頭の写真。
もちろんそれを「写真」アプリ内で補正することも可能です。実際、お料理写真のように周囲が暗く落ち込んでいない方が好印象な写真の場合は「写真」アプリで補正していますが、基本的には撮影したままの画像でjpegに書き出しています。
GR III、楽しい!!
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